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「田分け」で財産が消滅
経営お役立ち情報
税理士法人あけぼの
(旧:白柳経営会計事務所)

TKC全国会会員です
TKC全国会
TKC全国会は、租税正義の実現をめざし関与先企業の永続的繁栄に奉仕するわが国最大級の職業会計人集団です。
東海税理士会所属

スタッフ事務所通信

毎月スタッフより日々感じたこと体験したことを自由に掲載させて頂いています。お気軽にご覧下さい。

2018年7月掲載分

~変化の中にいることを認識する~

 先日、お客さんのところに車で向かっている途中で電話ボックスを見かけました。よく見ると年配の女性が二人でその電話ボックスを掃除していました。 その光景に今回のテーマが浮かびました。

 最近は、その数がめっきり少なくなった電話ボックス。テレビの情報番組で小学生に電話ボックスで電話をかけてもらう企画をしていました。まず受話器を上げなければいけないことを知らない…テレホンカードを何処に差し込んだらいいのかわからない…携帯電話では覚える必要がないので相手の電話番号がわからない…
 私は、「えっー!」と最初は驚きましたが、昨今の電話ボックスを目にすることが少なくなった事情を冷静に考えれば、「そりゃそうだなぁ…」と納得しました。

 トランシーバーよりも大きな携帯電話が一部の富裕層しか所持出来なかった25年以上前、私はパソコンやワープロの販売の営業職をしていました。パソコンも今よりかなり高価でプリンターまで一式揃えると100万円近くしていました。その時代の研修ビデオの中で 「近い将来、持ち運びできるテレビ電話で誰もが会話するようになるでしょう!」と言っていました。それを見た当時の私は、その“近い将来”って50年ぐらい先?と勝手に想像していました。しかし、25年経った今振り返れば、テレビ電話はもう一昔前に現実のものとなっています。

 毎日の生活を積み重ねている中では、「時代の変化」を感じることは、なかなか出来ないものですが、今回はたまたま見た、電話ボックスを清掃する人の姿から、「時代の変化」を改めて考える機会を得ることが出来ました。

 「変化を感じる」と「変化を感じない」の違いは、実は自分自身の問題で「変化を感じる」のは「変化を受け入れている」ということで、「変化を感じない」のは「変化を拒否している」ということではないか思います。
 人間歳を重ねると自己防御本能が強くなり変化を避ける傾向にあると言われています。変化を避ければ、残念ながら、電話ボックスの清掃業務のように「時代の変化」の中にいずれ埋没し消失してしまうのでしょう。変化を避けるという自己防御本能が逆に自己を防御出来なくなる状態にしてしまうのではないでしょうか。

【変化を避けず、変化の中にいることを認識し新しいことにチャレンジする!】
以上が「自己防御本能が大変強い私」が今回得た教訓でした。

平成30年7月

監査担当者 山本 哲也

2018年6月掲載分

~「ステマ」って何?~

 最近、耳にした言葉で「それって何?どういう意味?」と思うものがありました。それは「ステマ」という単語です。
 確定申告時期に医療費控除の関連でたまに耳にする「ストマ」(人工肛門)の派生語か?と一瞬思ってしまいました。(^_^)
 早速、調べてみると、
 「ステマ」とは「 ステルスマーケティング 」の略語で、消費者に、商品広告だと気づかれないように宣伝をすること。ステルスとは英語で「隠密、こそこそしたやり方」の意味。露天商などが使った「さくら」や「やらせ」と同じ行為で、業者と通謀して客になりすました人が商品をほめるなどして、買い物客の購買心をそそる行為である。
 とありました。 
 インターネット、SNSが普及した今日、それらの媒体を活用し、自らの商品の購買意欲を誘導的に刺激すれば、早期に大きな利益を獲得することが可能です。しかし、モラル違反とも受け取られる手法で、詐欺まがいの手法が横行し、海外では既に法規制化されています。日本でも、報酬をもらって「食べログ」に投稿する業者の存在が問題になりました。
 いずれにしても、私の中では“ステマ”は“モラル違反”“やらせ行為”といったネガティブなものであり、健全なマーケティング戦略ではないと考えます。

【テレビのニュースを見ていて…】
 五月の連休に関東地方で雹が降ったり突然強い雨が降ってきたというニュースがテレビで放送されていました。突然の雨でコンビニでビニール傘を買う人の様子が映っていました。
 それを見ていた息子が「こういう時には値段を倍に上げてもビニール傘は売れるよね。」と言いました。
 私は「その時ビニール傘は売れるかも知れないけど、あそこの店は人の弱味に漬け込んで商売する嫌な店と思われれば店として長続きはしないよ。」と言いました。息子は「目先でなくて先を見て商売しないといけないんだ…」と分かったような分からないような表情を浮かべました。
 “健全な究極のステマ”は、目先にある自らの利益だけを求めるのではなく、相手を思いやる気持ちを常にもって商売することではないかとその時改めて思いました。

 「自利利他、自他不二」(自利とは利他いう。自分と他人は二つに非ず。)
 飯塚毅TKC名誉会長のこの言葉は、普遍的なマーケティング戦略の礎になるものだと思います。

平成30年6月

山本哲也

2018年5月掲載分

~「気の利く」の反対語は「おおらか」?~

【車に乗った瞬間にガソリンのエンプティランプが点灯!】
 先日、事務所の車両を使用して、名古屋に車で出張しました。出発予定時間よりやや遅れて事務所を出ました。車に乗った瞬間にガソリンの残量が少ないことに気づきました。「もーっ!前に乗った人は誰だ?!」思った瞬間にエンプティランプが点灯しました。元々、名古屋に行くのでガソリンスタンドには寄るつもりでしたが、満タン近くならば、少し出発が遅れた分を取り返せるかな…との期待もあったため、余計に苛立ってしまいました。
 ガソリンスタンドは名古屋に向かう方向とは逆で少し戻らないといけなかったので、普段通る市街を抜ける道ではなく、少し回り道にはなるがバイパスを走って行った方が早いのでは!と思いバイパスを走って行くことにしました。途中までは順調でしたが、国道一号線への合流地点のかなり前から大渋滞…。
 自分が少し出発時間に遅れ、自分の判断でバイパスを使って行くことを選んだにもかかわらず、ガソリン残量が少ないまま放置した人に苛立ちを覚え、責任転嫁をしている、度量の小さな私がそこにいました。

【偶然!ラジオから流れる人生相談で…】
 道中ラジオをつけていたのですが、人生相談の番組がやっていました。結婚20年経過した奥さんが自分とは違い、「夫が何故そのような行動をするのか?」と感じることが多く、どうしても受け入れられないという悩みにアドバイスする内容でした。
 回答者が「例えば具体的にどんな行動が受け入れられないの?」と質問するとその奥さんは「些細なことなんですが、主人と交互に車に乗った時にガソリンの残量が少なくて、どうせ入れないといけないのだから後のことを考えてこんなに少なくなるまで放置する主人の“気の利かない”ところが許せなくなった…」となんともその時の私にはタイムリーな内容でした!回答者は「ご主人は変わってないと思いますよ。ガソリンが少なくなっても動じない、そのようなことに気づかない人は昔からそのように行動していた筈ですから。受け手のあなたが変わったのです。結婚当初はそんなご主人の“おおらかな”ところに惹かれていた筈です。小さなことにこだわらない。あなたも随分その“おおらかさ”のお陰で助けられたんじゃないですか?…」
 “おおらか”と取るか…なるほどなと感心しながらも、夫婦間はそう考えても、ビジネスマンたるものこれは“おおらか”で済ましてはいけない“気が利かない”と捉えなければダメだ!とまた自己正当性を主張する自分がそこにいました。(^_^)

平成30年5月

山本哲也

2018年4月掲載分

~この季節の風物詩~

【人事異動の季節】
 毎年この季節になると当事務所がお世話になっている会社の担当者の方が大勢人事異動の挨拶に来られます。金融機関、保険会社の方は3年程度で異動される方が多く、せっかく慣れ親しんだのにと寂しく感じられます。先方は栄転や希望通りの転勤、うるさくて面倒な会計事務所の担当からやっと離れられて“ホッ”と喜んでいる人も多いと思いますが(^_^)

 私たちは転勤はありませんが、”担当替え”が時折あります。以前「せっかく会社の状況を理解してもらったのに担当が変わると新しい担当者にまた一から会社の状況を理解してもらわないとならないから…」とのご意見を頂いたこともありました。

【人事異動はなぜ必要なのでしょうか?】

 人事異動には一般的に次のような『目的』があるとされています。
①:異動によって新しい視点を持ちスキルアップを図る『社員の成長』
②:適材適所の人員配置による会社全体の効率化を図る『会社の利益向上』
③:組織の『マンネリ化を防止する』
④:『不正を防ぐため』 

 私自身が、人事異動がない組織に四半世紀在籍している為、何か判ったような判らないような『目的』に感じてしまうのですが、世の中の会社はこの季節に人事異動が多いのは事実です。やはり何かしらの効果があるはずです。
 そこで私が考えた結論はこうです!費用や時間だけの『効率』を考えたら、人事異動は非効率な面があります。でも「働く人の気持ち」を考えたら人事異動があるから頑張れる、人事異動があるから耐えられるという人も世の中には割と多くいるのではないかと。人は機械ではなく心がある。だから人事異動は必要なのだと…
だとしたら、人事異動のないうちは大丈夫か??? (≧◇≦)
この春、異動された皆様。大変お世話になり本当に有り難うございました。
新しく赴任された皆様。前任の方々同様に宜しくお願い致します!

平成30年4月

山本哲也

~今からでも遅くない~

 私の大叔母は書道家でした。今は引退し第一線は退いていますが、豊橋では何度も個展を開き、お弟子さんもたくさんいます。それが関係しているかどうかはわかりませんが、何故か私は綺麗な字がとても好きなんです。習字で書かれた教科書通りの明朝体ならずーっと見ていられます(変なやつだと言われます笑)
印刷された字などでは何故か感動はありません。人が書いた習字やノートに書かれた綺麗な字に感動し、ずーっと見ています(笑)

 小学生の頃の習字の時間は苦手でした。思い返すと、習字の時間が苦手だったのではなく、綺麗な字を書けないことがストレスだったんだと思いました。でもその頃は上手くなるために練習しようなんて微塵も思っていませんでしたね・・・。

 先日も何気なく「綺麗な字を見るのが好きなんだよねー」と話していたら、「は?そんなもん自分で書けばいいじゃん」と言われました。相手は当たり前のことを言っただけでしょうが、自分にはとてつもない衝撃でした。自分がみとれてしまうような字を、自分で書いてやろうと思ったことは今までほんの一瞬もありませんでした。自分でもびっくりしてどうしてなんだと考えたら答えはすぐにわかりました。たまに人から言われる「字、綺麗だね」。この一言に満足していたからです。満足し、それを高めようとは思わなかったのです。「道」と名の付く習い事はその道を極めるという意味があり、精神鍛錬にも大きな効果があるようです。集中力の足らない自分にはピッタリ!ということで習字教室に通って、自分の好きな字を自分で書いてやろうと思います。

 ちなみにインターネットで「豊橋 習字教室」と調べたらいくつかありましが、検索結果の一番上に表示されてた所が良さそうだったので、そこを考えてます。こうなると自社のホームページを持っているのとそうでないのでは集客に差が出てくるんだなと、最後に会計事務所の記事らしく終わろうと思います。

平成30年4月

白柳幾太朗

2018年3月掲載分

~「譲る」気持ちを大切に!~

【研修会の帰り道の出来事】

 名古屋での研修会を終えて事務所に帰る時の出来事です。駅前のコインパーキングから急いで事務所に戻ろうとしていました。そこは割りと広い駐車場だったのですが、事前精算機が無く、出口で車に乗ったまま精算するタイプの駐車場でした。

 私は急いでいたので小走りで車に乗り込み、出口に向かいました。出口近くで何ヵ所のゾーンから車が合流するのですが、合流する時、私の向かい側の車の運転手と目が合いました。一瞬、「お先にどうぞ」と譲ろうかと思いましたが、初老の女性だったので、出口の精算はまごつくかもしれないし、早く帰社したいという、自分本位の考え方で行動し、私が先に車を動かし精算機の前で停車しました。

 夕方の混雑する時間なので先程の女性の車の後ろにも何台か車がついているのをバックミラーで確認しました。自分が先頭で渋滞に巻き込まれなかったことに恥ずかしながら「ラッキー!」と思ってしまいました。


【その自分本位の醜い心に罰が当たる!】

 そして駐車場を出ようと車を精算機の横にギリギリ着けて、硬貨投入口に100円玉を入れようとした瞬間、手から溢れてチャリンと落としてしまいました。車の下に落ちてしまったかと思い、後ろに渋滞も出来てしまっているし、その100円を諦めようかと思いました。しかし、幸運なことに、運転席の窓から見回すと、すぐ右後ろに落ちているのを見つけました。ドアを開ければすぐ取れそうな所でした。すぐさまドアを開けようとしたらゴツン…精算機のギリギリに横付けしたのでドアが僅かしか開かず、ドアを精算機に押し当ててしまいました。それでも腕一本出せるぐらいの隙間はあったので、僅かに開いたその隙間から、右手を後ろに押し出して手探りで100円玉を探りました。直接見えない100円玉を手探りで拾うことがなかなかできず、ようやく握りしめたその瞬間、右手がつってしまい痛みが走りました。右手での精算を諦め、車内で体をよじって左手でなんとか精算を終わらせ、やっとの思いで駐車場を出ました。自分本位の「ラッキー!」と思った瞬間から駐車場を出るまでの実際の時間はたかだか2分ぐらいだったと思いますが、とても長い時間に感じられました。それにも増して、後ろで私の一連の行動の一部終始を見ていたあの初老の女性がどのような気持ちだったかを考えると、とても恥ずかしく自分自身が情けない気持ちになりました。

 「譲る」気持ちの大切さを説いた故事はたくさん有りますが、それらのどの故事よりも「譲る」ことの大切さを身をもって強く感じ、大反省した出来事でした。(^_^)


平成30年3月

山本哲也

2018年2月掲載分

~自己紹介~

 皆様初めまして昨年11月1日に入社しました、杉浦翔太です。新しく税理士法人あけぼのの職員になりましたので、私のことを知ってもらうためにこの事務所通信を通して自己紹介をしたいと思います。


 年齢は23歳です。出身は安城市、血液型はO型です。業務内容は監査担当です。今は監査担当として業務をしていくための研修をしており日々勉強しております。趣味は読書と野球観戦と料理です。


 読書は主にライトノベルや恋愛、SF、ホラーなど多くの本を読みます。最近映画化した氷菓は好きで何回か読み返しました。

 料理については作りたいと思ったものを調べて作り、アレンジできるところはアレンジするのが楽しいです。魚をさばいたりお菓子を作ったり、出汁を取って自分で合わせ調味料を作って麺類のつゆにするのはそのアレンジが存分にできるので楽しくて好きです。特に出汁は素材によって取り方を変えていかないといけないことを知ったときは驚きました。水を沸騰させて材料を入れてそれでよいのだと思っていましたので。調べてみると昆布だしの場合はそもそも火にかけること自体好ましくないようで、水につけるのが良い出汁の取り方であり、火にかけるのであれば沸騰する前の数分間だけが良いとあり、沸騰によって渋みやエグみが出ることや昆布を切るとぬめりが出ることで美味しさが損なわれてしまうというのです。また、表面の白い粉のようなものは昆布のうまみ成分であり水で洗ってはいけないことも知り、自分がどこで知ったかわからない知識がすべて間違っていたことに驚きつつ料理は面白いとも思いました。また、お菓子を作るときも材料の入れ方やタイミングを間違うと失敗してしまいます。生地がうまくできても型に流し込む際に空気が入ってしまったり、空気の抜き方が甘いと見栄えのよいお菓子はできないので難しいのですが、うまくできた時は感動します。               


 料理をするときにはしっかり調べて調理の手順を考えて行うので、このやり方を仕事に取り入れることでお客様への説明や資料作りがスムーズに行えると思います。また、目配りや気配りを心がけていますので私の説明でお客様があまり納得されていないのではないかと感じたら自分から説明が足りなかったり、わかりにくいところがあったか聞いてその場で疑問をなくすようにしていきたいと思います。

 これから勉強を重ねてお客様のために仕事をしていけるように精進していきます。

 

平成30年2月

杉浦翔太

~想定外の対応が感動を呼ぶ!~

【はちみつ屋さんからの電話】
先日ある会社の奥様が「この前、気持ちのいい電話対応で感動したはちみつ屋さんがあったのよ。」とお話ししてくれました。
以前、外出先で一度だけ購入した九州地方のはちみつ屋から電話があったそうです。普段ならそのような電話は相手にせず適当に対応して電話を切るのに、その電話の言葉遣いとか、話の間合いとか、押しつけがましくないところなどが心地よく、そして一生懸命さが伝わる話し方だったので、ついつい最後まで聞き入って一品購入したそうです。その電話の相手が経営者の親族なのか従業員なのかはわからないけれど、その電話対応は同じ商売人として、自分たちも見習わなければならないと思うくらい感動したそうです。
【ある菓子店店員の対応】
こちらは私の体験談です。休日に家族で出かけたその帰り道、急にシュークリームを買って帰ろうということになりました。もうすっかり日も落ちていました。一軒の菓子店を見つけ駐車場に入りました。入口の看板に営業時間が書いてあり時刻を見ると閉店10分前でした。「時間的にさすがにもうないかなぁ。」と思いながらも店に入りました。店内を見回すとやはりシュークリームは既に売り切れていました。代わりに何かを買おうかとも思いましたが、初志貫徹で別のお店を探そうということになり、その店を出ました。すると一人の店員さんが後ろから声を掛けてきました。「お探しの商品はございませんでしたか?」微笑みながらの優しい声でした。
シュークリームを求めていることを伝えると「大変申し訳ございませんでした。お取り置きも出来ますので、またのご来店をお待ちしております。」と深々とお辞儀をして私達が車に乗り込むまでお見送りしてくれました。
 やっぱり何か代わりのものを購入すれば良かったと後悔させるぐらいの対応でした。(戻って何か代わりのものを買うことはしませんでしたが…(^_^))

この2つのエピソードに共通するのは”想定外の対応”です。いずれも莫大な投資を行わないと得られないというものではありません。私達が普段していること、見ていること、聞いていることよりも、もう一歩踏み込んで相手を思いやる言動を起こせば、相手が”想定外の対応”と感じ、感動して喜んでくれるのかもしれませんね。
それが自分自身の喜びにもなると思います。 正に↓↓↓↓↓です! 


平成30年2月

監査担当者 山本 哲也

2018年1月掲載分

~流れ星の見つけ方から学ぶ~

【ふたご座流星群】

 12月13日の夜から14日未明にかけて、ふたご座流星群を見ることができるとニュースでやっていたので流れ星を見に外に出ました。

 その見方をネットで検索すると

『観察は、できるだけ、明かりの少ない場所を選び、東の方角を中心にできるだけ空の広い範囲を見ると良いでしょう。』

とのことでしたので、防寒装備で街路灯の光が極力届かない所に立って東の空を“広い範囲”を見ました。そして寒さに耐えること5分ほどで一つ目の流れ星を見ることが出来ました。しかし、隣で並んで一緒に見ていた子供はその星を見ることが出来ませんでした。見えた位置を教え、“広い範囲”に見るようアドバイスしたのですが、その後何分間のうちに私が2つの流れ星を見たのに子供は見られませんでした。
 その後、一個ようやく見ることができると“広い範囲”を見るコツが掴めたのか、次は私が見逃した流れ星も見ることができるようになりました。

 “広い範囲”を見るということは言葉では簡単に思えますが、実際にやってみると気づかぬうちにだんだんと狭い範囲を見てしまい“広い範囲”を見続けることはなかなか難しいものだと実感しました。


【”広い範囲”を見る大切さ】

 企業経営においても、この“広い範囲”を見るということは大切なことだと思います。だんだん狭い範囲しか見られなくなると危険な状態になるのではないでしょうか。

 例えば、生産効率を高める為に(?)ずさんな検査体制を長年取っていた自動車会社。売上確保の為に(?)品質のデータ改ざんを行っていた大手鉄鋼会社。自社の資金繰りの為に顧客に実現不可能な旅行の代金を支払わせた旅行会社。等々…

 売上至上主義、利益至上主義という猪突猛進型の狭い視野に陥ると、このような企業の死活問題となる事態が発生してしまう可能性があります。そして一度失ったその信用は容易には回復できません。

 もちろん売上高・利益の確保は企業にとって重要な課題です。しかし、その前に「何故企業が存在しているのか? 」「何故その事業を興したのか? 」「企業理念は何なのか?」と”広い範囲”を改めて考えてみることは大切だと思います。


 年始にあたり皆様のご多幸をお祈り申しあげます。本年も宜しくお願いいたします。流れ星にこの事をお願いするのは忘れてしまいましたが…(^_^)


平成30年1月

監査担当者 山本 哲也

医薬品12,000円以上で医療費控除の対象に! ~10万円未満でも大丈夫! ~

市販薬を自ら購入するなどして健康管理を行う「セルフメディケーション(自己治療)」に取り組む人を対象に、所得税の医療費控除の特例(セルフメディケーション税制)が平成29年1月から施行されました。平成29年分の確定申告より活用できます。

1.セルフメディケーション税制の概要
(1) 対象者
 予防接種、がん検診、勤務先での定期健康診断、特定健康診査(メタボ健診)など一定の検診等を受けた方

画像提供:日本一般用医療品連合会

(2) 対象医薬品
 薬局やドラッグストアなどで販売される特定の市販薬(スイッチOTC医薬品)

※OTC=Over The Counter カウンター越しに販売する

※対象となる医薬品には、そのパッケージに共通識別マーク(右図)が表示され、レシート(領収書)には対象製品であること(★印など)が表記されます。
 
(3) 医療費控除できる金額
 対象医薬品の年間購入費(扶養家族分を含む)が1万2000円を超えれば、その超えた金額を所得控除できます。その上限額は8万8000円とされています。なお、平成29年分の確定申告では、平成29年1月1日から同年12月31日までに支払ったものが対象です。 

※セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)による所得控除と、従来の医療費控除を同時に利用することはできません。購入した対象医薬品の代金に係る医療費控除制度については、従来の医療費控除制度とセルフメディケーション税制のいずれかを選択することになります。

2.セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)を受けるための手続

2.セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)を受けるための手続
(1) 確定申告時に必要となる書類
  次の①及び②の両方の書類が必要になります。
 ①検診等の受診を証明する書類(検診等の領収書又は結果通知表)
  ※検診等の例:インフルエンザ予防接種、会社の定期健康診断、健康診査等
 ②対象医薬品のレシート(領収書)に、対象製品(右図のように★印など)の表記があるもの

(2) レシート等の保管について
  平成30年分のレシートも、来年の確定申告に向けて、年初からすべて保管し賢く節税しましょう!

平成30年1月

税理士 松本 浩康


2017年12月掲載分

~きっかけを与え継続させる~

【公園の初冬の風物詩】

 毎朝公園を散歩していると、この時期の風物詩としてマラソン大会の練習をする親子をよく見かけます。 

 自ら走って子供と並走する父親、自転車で並走する父親。 

 実は私が毎朝散歩を始めるきっかけになったのも子供のマラソン大会の練習に付き合うためでした。 

 私の場合は並走せずにゴール地点まで歩いていきストップウォッチを持って待っていただけでしたが…

 でも練習に付き合わない人が大多数でしょうから、ストップウォッチを押すだけでもいいのかと自己肯定しています。(笑) 

 なぜ、マラソン大会の練習に付き合っているのかな?とふと考えてしまいました。 

 ・子どもだけだと交通事故、不審者の危険があるから…

 ・子どもとの触れ合いの時間を持つため

 ・目標に向かって努力するきっかけを持ってもらうため

 ・一人で三日坊主になってしまうのを防ぎ、継続してもらいたいため

 等々理由はいろいろあると思います。何年か前の私に置き換えてみると、子どもに目標に向かって努力するきっかけを与え、そしてそれを継続させたいとの思いが一番だったのではないかなと思っています。

 マラソン大会が終ってしまうと自然消滅してしまいますが、並走する親子をみるとなんとなく微笑ましく思える風物詩です。   


【担雪埋井(たんせつまいせい)】

 「継続」という言葉を聞いていつも私が思い出すのはこの言葉です。これはこの事務所に入って間もない頃、TKCの理念を学んだ飯塚先生の書籍の中にあった表現で、もともとは白隠禅師という偉人の言葉だそうです。人を育てることは大変難しいことをこの言葉で表されていました。

 「担雪埋井」とは文字通り、雪を担いで井戸を埋めることです。雪を担いできて井戸の中に入れてもすぐに解けてしまう。何度やってもいっこうに井戸は埋まらないのだけれど最後には井戸は雪で埋めることが出来ます。諦めずに繰り返し繰り返し行うことが大切であるという教えです。

 子どもの教育も社員教育にも通じる良い言葉だと思います。

平成29年12月

監査担当者 山本 哲也

2017年11月掲載分

~継続的な情報収集の必要性~

【実家に落雷!エアコン破損…】

 9月のある日、実家から「雷が落ちてエアコンが壊れた!業者に修理を依頼したら、基板が破損して、しかも古い製品なので修理不能と言われたけど、火災保険使える?」と連絡がありました。壊れたエアコンは比較的大型でしたが、20年以上も使用した古いものでした。その時のその事象に対する私の中にあった火災保険の情報は「免責金額が15万円ぐらい?」「被害額の算定は時価評価額?」と曖昧且つ誤ったものでした。そして「一応保険会社に確認してみるけど…(金額的にあまり期待しないで)」と自信ない声で歯切れの悪い回答をしてしまいました。

 次の日に事務所の保険担当者に確認すると実家で加入していた火災保険の免責金額は1万円、補償される金額は再調達価格(新規取得価格)でした。その旨実家に伝えたところ、安心してエアコン取替ができると感謝されました。

 この件から得られた教訓は、「自分の頭の中にある古い情報、誤った情報によって判断してはいけない。」ということです。”免責15万円”というのは10年以上前に火災保険を使用したお客様の案件の金額であり、”被害額の算定は時価”というのは自動車保険における算定方法でした。一つ一つ違った条件で起きた過去の結果を、目の前にある事象に無理に当てはめて考えた自分自身の思考回路を反省しました。


【ある社長との会話より】

 先日ある社長と話していた時にこんな会話がありました。

 社長:「最近いろいろな業者が部材を売り込み来るんだよ。」

 私:「どこも営業に必死にですからね。」 

 社長もその対応に時間を割かれて大変なんだろうなぁ…と思っていたら

 社長:「そうやって売り込みに来てくれることは有り難いことだよ。うちが買う買わないは別にして新しい情報が得られるからね。世間では今こんなものが流通しているんだって…。」と予想外の言葉。

 どんなものが世間で流行っているかを知ることは大切ですね。うちの所長も、昔はひと月かふた月に一度はデパート等に出かけてどんなものが売れているかを見に行っていたそうです。

 今の時代、情報収集の方法は色々ありますが、間違った情報もあるので気をつけないといけません。その中で継続的に新しい情報、正しい情報を得て自分の頭の中も常に最新かつ正しい情報に書き換えて、適切な判断をしていきたいと思います!

平成29年11月

監査担当者 山本 哲也

2017年10月掲載分

~思い込みの影響力~

【健康診断を受けて】

8月初めに受けた健康診断の結果が8月の下旬に届きました。

この十数年、いつも血液検査の数値と胃のバリウム検査で同じ指摘事項を受けていました。当初は追加検査を受けていましたが、最終的に飲酒制限(元々お酒は全く飲めないんですが)、食事療法、継続的に適度な運動を行い経過観察という同じ指導を数回受けていました。そして数年経ったある時から、自分勝手に「高値安定問題なし!」と判断し、追加検査を受けなくなりました。


そして今回、またいつもと同じだろうと届いた健康診断の結果を見てみると、いつも通りの指摘事項に加えて『食道と胃の境目に腫瘍の疑い有り』との見慣れない指摘事項がありました!


これを見た私はその日から食欲が逓減し、何となく胃のあたりに違和感があるかなと思うようになってしまいました。そして2日間で体重が1.5㎏ほど減少しました。ある本で「病は気から」「健康診断を受けることが逆に病気の原因になる」との内容を読んだことがありましたが、正に自分自身がその状態になりそうな気がしました。


そこで、これを話題にして人に話すことで健康の大切を考えるきっかけ作りとしました。人に話すことによって気持ちが楽になり、「たぶん再検査すれば大丈夫だよ。」との声をもらえば、「そうだ。たぶん大丈夫だな。」と思えるようになりました。そして体重もすぐに元通りとなりました。今回の私には、2つの「思い込み」がありました。1つは「こうなったらどうしよう」と後ろ向きの「思い込み」、もう一つは「高値安定問題なし!」「そうだ。たぶん大丈夫だな。」のように何の根拠もないが自己暗示にかけ安心する「思い込み」です。事象が全く同じであっても前者の「思い込み」と後者の「思い込み」では自身の心理状態は全く違うものとなりました。


【身近な思い込み】

 話は少し変わりますが、以下の文章をさっと読んでみて下さい。


みさなん、まだまださむいすでが、おんげきですか。かぜなどひていないいですか。


どうでしょう?よく読むとおかしな文章もさっと読むと文章の流れで読めてしまうのではないでしょうか。これも一種の思い込みですね。人間の脳には「思い込み」する機能が内蔵されているみたいですね。これからは「思い込み」はダメと決めつけず、「思い込み」をうまく活用したいと思う出来事でした。


ちなみに健康診断の再検査の結果は「腫瘍の疑いはナシ」でした。(^_^)


平成29年10月

監査担当者 山本 哲也

2017年9月掲載分

~注意力散漫は命取り!~

  最近2件の自動車事故を目撃しました。2件ともけが人が出るほどのものではない小さな事故でしたが、間近で目撃した私は、「何故??ぶつかったの?!」と思ってしまった事故でした。 

【1件目の事故】 

1件目の事故を目の当たりにしたのは、当事務所の研修会を終えて、その帰りの車でみんなで雑談していた時でした。2車線の道路の左側車線で信号待ちをしていました。右側車線で同じく信号待ちしていた車に後方からゆっくりと車が近づいて行きました。その様子を見ていた誰もが、そこで停まるものと思っていたら、意に反して停まるような速度のまま追突してしまいました。私たちは「あ~ぁ。何で??」と全員で首を傾げてしまうような事故でした。「追突 イラスト」の画像検索結果

おそらく、追突した車の運転手はスマホを操作していてアイドリング状態でしっかりブレーキを踏んでいなかったのではないかと思います。最近多発している典型的な自動車事故でした。


【2件目の事故】

2件目は観光で訪れた金沢駅前でした。駅で乗降する人を送迎する車が何台も縦列駐車していました。その中の一台の軽自動車がバックして縦列駐車から抜け出そうとしていました。すぐ後ろに駐車している車のギリギリまで下がっていきました。運転手の主婦らしき人は子供の相手をしながら前方を見たまま下がっているので、私は、最近の車はバックモニターが付いているので(私の車にはついていませんが‥)切り返しをしやすくするためにバックモニターで確認しながらギリギリまで下がるんだなぁと勝手に思っていました。するとドスン。これまたぶつかってしまいました。

バックモニターを確認して下がっていた訳ではなくて、車内で騒ぐ子供の相手をしながら後方確認を怠って運転していたのだと思います。

「注意力散漫 イ...」の画像検索結果

【自らを戒める】

“タラレバ”を言っても仕方ありませんが、私が目撃したこの2件の自動車事故は、いずれも運転に集中していたら起こさないで済んだ事故だったと思います。

かくいう私もちょうど2年前の夏に不完全な一旦停止により接触事故を起こしてしまいました。そして注意力が散漫となって不利益を被るのは自動車事故だけではありません。ビジネスマンとして業務ミスを犯さないよう「気を抜くことをしないように!」と神様は私に2件の事故を目撃させ、私に改めて自戒の念を強く持たせてくれたのだと感謝しています。


平成29年9月

監査担当者 山本 哲也

2017年8月掲載分

~“不便”を活用しましょう!~

 先日、豊橋市がドローン2台を導入したとのニュースを目にしました。災害時の被害状況確認の為に活用し、今後、平常時での活用方法も検討するそうです。


このドローンをはじめ、もっと身近なものではスマートフォンやカーナビなど私たちの身の回りには技術の進歩が目覚ましいモノがたくさんあります。そして生活の中にどんどん浸透し“便利さ“を提供してくれています。


 【我々が携わる税務の分野でも】

国税庁がこの6月に10年後の税務行政をイメージした「税務行政の将来像~スマート化を目指して~」を公表しました。ICT(情報通信技術)AI(人工知能)、マイポータルを活用し、「ドローン イラ...」の画像検索結果①「納税者の利便性の向上」を図るとともに、②課税・徴収事務の効率化・高度化して、「事務運営の最適化」を目指すとしています。(国税庁の目的は断然①<<②だと思いますが…()) 
 いずれにしても、私たちは自分自身の頭を使って考えなくても、事が済んでしまう“便利“な環境がどんどん整えられてしまっています。


【”便利な“この時代に】

 逆に”不便さ“で注目を集めているものがあったのでご紹介します。ある介護施設では、あえて不便さ提供する試みをしているというものでした。例えば階段の手すりをロープにして不安定な手すりにしたり、食事は提供するが、食器の片付けは自分でさせたりしていました。その施設は“不便さ“を提供することにより利用者の老人に自立して生活できるようにとの思いからあえてそのようにしているそうです。そのため、利用者からは“不便“であっても文句は一切無く、それどころかみんな明るい笑顔で頑張って取り組んでいました。

 
 また別の話題として、最近のワープロソフトの漢字変換は文脈等から推測して正しく変換できる事が当たり前になっていますが、わざと間違った漢字を表示させその漢字変換ミスを直さないと保存できないという大変不便なワープロソフトを開発された事が紹介されていました。しかもそれが売れているそうです。 なぜか?それは外国人の日本語学習向けに開発されたもので、その不便さが逆にためになるからでした。

私たちは、AIなどの進歩により“便利さ“を享受しています。しかし、それを手放しで喜んでいいのでしょうか?昔フィルムカメラで撮るときは枚数制限があったので、一枚一枚ぶれないように慎重にシャッターを押しました。 カーナビがない時代は、一生懸命地図で調べました。私たち自身が色々頭を使っていました。私はそのような“不便さ“も時には必要なことだと思い、エスカレーターに乗らず階段を登っています…


平成29年8月

監査担当者 山本 哲也